パン屋さんにとって
トレイは必須。
これまで使っていたものが
平らでしかもウレタン塗装したもの。
それでは滑りやすいし
味気ないということで
「トレイを彫りたい」
とおっしゃるオーナさま。
既に板は手に入れていたのですが
ちょっと厚くて重たいのと
平らな板から彫るのは正直しんどい。
それではと
板を薄くし
彫りやすくするため
仮の加工(機械で彫りさげる)
だけお手伝い。
のはずが!
時間がないとおっしゃるので
代わりに加工することに(笑)
そんなことから生まれた
このトレイ。
タモなど白木で
しかも柾目の板だと
ノミ跡があまり目立ちませんね。。
よくあることですが
何も考えず彫ってみると
意外といいものができます(笑)
これはいいなぁと思い
商品化に向けてサンプル作ってみました◎
節抜けがあり他では使えない材を使ってみましたが。
トレイなら特に問題なさそうです。
しかも
これだけノミ跡を深く付けていたなら
トーストしたパンをのせても
蒸れない!
パンなら節穴があっても問題なし!
トレイ兼パン皿の誕生です◎
しかしこれ
なんだかノミ跡が
波のように見えるなぁ。
それはまるで
穏やかな瀬戸内の海。
ということで、この彫り方を
「瀬戸凪彫り」
と名付けます!
既に納品してから1ヶ月ほど経ちますが
お客さまにも好評のようで
「欲しい!」という声もあるそうで
嬉しい限りです。
いい仕事をさせていただきました。
感謝です◎
毎度おきまりのサービスショット(笑)
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